004【高齢者にこそテクノロジー】スマホやITはシニア世代の第二の杖
- 空苑
- 6月13日
- 読了時間: 4分
更新日:8月5日
こんにちは、空苑です。 今回は空苑ブログの大きなテーマのひとつである「シニアとテクノロジー」についてお話しします。
「ITやデジタルは若者のもの」 「難しそう」 「私には関係ない」 「ああ、もう、ややこしい話題はパス!」——そんなふうに思っていませんか?
でも、われわれシニア世代にとって実はテクノロジーこそがこれからの生活をより快適に、より楽しくしてくれる最高の味方かもしれません。

なぜ今、高齢者にこそテクノロジーなのか?
このブログでは「プレミアムイヤーズ(充実した老後)」をテーマに発信しています。 とはいえ年齢を重ねれば、誰でも体力・気力・行動範囲などに少しずつ制約が出てくるものです。
「本当はもっと出かけたい」 「新しい趣味を始めたい」 「昔の友人とまたつながりたい」
——そんな“やりたいこと”を諦めていませんか?
今の時代はその「不自由さ」を補ってくれるバリアフリー製品やITツールが豊富にあります。 たとえば音声入力、スマートウォッチ、動画配信、リモート通話……。これらはまさにシニアの暮らしを支える“第2の杖”とも言える存在です。 その中でもパソコンやスマホは特に汎用性が高く、あらゆる場面でわれわれの生活をアシストしてくれます。
意外に高い!高齢者のスマホ・PC所有率
シニア世代って、本当にテクノロジーを使っているの? と思われた方に、こんなデータがあります。
- スマートフォン所有率 60代:約90% 70代:約80% 
- パソコン所有率 60代:約70% 70代:約50% (出典:「モバイル社会白書2023年版」) 
意外と高いと思いませんか?
以前に比べ、現役時代からパソコンやスマホに慣れ親しんだ方がシニア世代に入ってきたことも影響していますが、それだけでなく、必要に迫られてテクノロジーを使い始めたという背景もありそうです。
でも、使いこなせていない人が多いのも現実
スマホを「持っている」だけでは、本当の意味での“活用”とは言えません。 モバイル社会研究所の2024年調査によると、
- 60代の約4割 
- 70代の約6割 
が「スマートフォンを使いこなせていない」と感じているそうです。
つまり、多くの方が「持ってはいるけど、うまく使えていない」状態にあるのです。 では、なぜそうなってしまうのでしょうか?
高齢者がテクノロジーを苦手と感じる主な理由
- 新しいことを学ぶのが億劫 
- なくても今まで生活できたから不要だと感じる 
- 間違えそうで触るのが怖い 
- 教えてくれる人や学ぶ場所が少ない 
でも、ちょっと思い出してみてください。たとえば「車の運転」。 
若いころからずっと続けてきた方にとっては当たり前かもしれませんが、
運転しない人から見れば、あれは相当高度な技術ですよ。
高齢者の運転技術の問題は別の機会に置いておくとして、この高度な技術を使いこなすあなたにパソコンができないわけないです。
そして、IT操作との決定的な違いは——
間違えても、人命に決定的なダメージを与えることはないということです。
間違えても大丈夫。何度でもやり直せます。 少しずつでも気軽にトライしてみましょう。
車の運転以外にも、いままでの人生で習得した技術には、もっともっと高度なものがあったのではないでしょうか。
もちろん若いころよりは障壁は高いかもしれません。でも……そこは
イエス、ユーキャンの精神です。
小さな「やりたい」から始めよう
学びのモチベーションにとって
「やらなければ」と「やってみたい」
は大きく違います。
たとえば、こんな動機はどうでしょう?
- 孫とLINEで写真やスタンプを送り合いたい 
- 懐かしい歌をYouTubeで聴きたい 
- Google マップで昔旅行した場所をもう一度バーチャル体験したい 
「できた!」の喜びを毎日一つ、二つ積み重ねることで、テクノロジーへの抵抗感はどんどん薄れていきます。
  テクノロジーがもたらす、シニアのための「自由」  
◆ 今の不便を解決するテクノロジー
- 音声入力で文字入力がラクに 
- スマートウォッチで健康管理 
- 音声読み上げ機能で小さな文字も安心 
- ネットショッピングで買い物も自宅で完結 
◆ 未来を広げるテクノロジー
- 動画配信サービスで懐かしい名作を楽しむ 
- オンライン講座で新しい趣味を始める 
- 翻訳アプリで海外ニュースにもアクセス 
- SNSで遠くの友人と再会・交流 
テクノロジーは、高齢者の生活の質を劇的に向上させる可能性を秘めています。
 しかし、それを高齢者の方に啓蒙する努力がまだ十分ではないのも事実。
だからこそ、このブログでは今後もこのテーマを深掘りしていきます。
- 不自由だった日常を取り戻す 
- 諦めていた夢や趣味を再び楽しむ 
- もっと家族と、もっと世界とつながる 
高齢者にこそテクノロジーというテーマ、おわかりいただけたでしょうか? なあんだ、テクノロジーて、 私たちのためにあったのか、ぐらい自分中心で考えてもいいでしょう。 ここから拡がる世界を、ぜひあなたにも手にしてほしいのです。



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